バハマ国 国歌「進め バハマ」

バハマ国 国歌「進め バハマ」

タイトル

March On Bahamaland(マーチ・オン・バハマランド)/進め バハマ

On とBahamalandの間に “,”が入ることもあるようだが、政府運用サイトの表記に合わせ、“,”をなくした。

作詞

Timothy Gibson /ティモシー・ギブソン

1903年4月12日、Eleuthera島Savannah Sound生まれ。11歳でキャットアイランドに移住し兄が教頭をしていた学校で補助教師となり17歳まで働いた。兄がロングアイランドに異動すると同行し、そこでも補助教員として1年働き翌年には別の学校で教頭職を得る。その後、複数箇所で教頭など教員職を勤めたのち、国立学校の音楽監督に就任する。ファミリー・アイランド・スクールの年次音楽祭の審査員を長年務めたり、音楽の学校監督官補になるなどした。
音楽の知識は兄から楽譜の読み方やオルガンを習い、トリニティ・カレッジ・ロンドンやシカゴ大学の通信教育で音楽理論を学ぶ。英国の王室関係者が訪問する際に演奏する曲を多く作曲。1978年1月2日逝去。

彼の名を冠した学校が設立されたり、2013年にはSavannah Soundには記念碑が建てられた。この石碑には1979年逝去と間違った情報が記載されている。また、2016年には国からコンパニオンのバハマ勲章は授与された。

作曲

同上

採用年

1973年

成り立ち

イギリスから独立の前年1972年、政府は国歌を決めるコンテストを開催した。そこで選ばれたのがティモシー・ギブソンが制作した『March On Bahamaland』だった。1973年7 月 10 日に行われた独立に伴う国旗掲揚式で国歌が演奏され国歌となった。

EXCELSIOR

憲法での言及はない。

♪♪

国歌に関する法律は確認できなかった。ちなみに国旗や国章は1973年に制定された国旗国章法で定められている

♪♪♪

2013年、バハマ独立40周年を記念して国歌制作の舞台裏を描いた映画『The Making of March On, Bahamaland』が上映された。
メイキング
⇩ ⇩ ⇩
https://www.youtube.com/watch?v=-2iPKhTllRA

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1982 年のコモンウェルス ゲームのメダル授与式で誤って イギリス国歌『神よ女王を護り賜え』が2 回演奏された。選手は毎回表彰台を降り、自国国歌が演奏されることを求めた。しかし、音源がなかったためバハマ代表団が国歌を歌うこととなった。

歌詞

Lift up your head to the rising sun, Bahamaland;

March on to glory your bright banners waving high.

See how the world marks the manner of your bearing!

Pledge to excel through love and unity.

 

Pressing onward, march together to a common loftier goal;

Steady sunward, tho’ the weather hide the wide and treacherous shoal.

 

Lift up your head to the rising sun, Bahamaland,

‘Til the road you’ve trod lead unto your God, March On, Bahamaland.

歌詞 日本語訳

 

歌詞 カタカナ読み

 

国歌に関するリンク

【駐米バハマ大使館 “NATIONAL SYMBOLS”】
https://www.bahamasembdc.org/about/national-symbols/

【Eleuthera newspaper  “Mr. Timothy Gibson, composer of the Bahamas National Anthem, celebrated at home in Savannah Sound, Eleuthera.”】
http://eleutheranews.com/?p=3584

【Eye Witness News  “Bahamians receive national honours, some posthumously”】
https://ewnews.com/bahamians-receive-national-honours-some-posthumously

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