ベリーズ 国歌「国歌」
ベリーズ 国歌「国歌」
タイトル
National Anthem(ナショナル アンセム)/ 国歌
ベリーズ国政府観光局(日本語版)では『ベリーズ国歌』、いくつかのサイトで『Land of the Free』という表記が見受けられる。当サイトでは政府広報局の表記に従った。
作詞
Samuel Alfred Haynes /確認中
1899年2月28日ベリーズ生まれ(1898年という情報もあり)。第一次世界大戦で兵士として戦い、帰国後は母国での人種差別反対運動に参加した。新聞『Negro World』の編集者兼ライターを務め、1971年7月1日完全独立を見届けることなく逝去。
作曲
Selwyn Walford Young /確認中
1899年2月25日ベリーズ生まれ。1977年逝去。
採用年
1981年9月21日
独立と同時に採用された。
成り立ち
1840年にベリーズはイギリス領ホンジュラスとなり、長い植民地時代が続く。
1963年、Samuel Alfred Haynesが「Land of the Gods/神々の国」という詞を書いた。(上記は国立図書館からの情報。駐ドミニカ共和国大使館のウェブサイトでは1925年に作成されたと書かれている。1925年に歌詞が(1927年、1930年代という情報も)、1963年に曲が制作されたという解釈が正しいのかもしれない)。この曲はもともと独立賛歌で、イギリス国歌に対抗する反抗歌として歌われていた。
1964年1月に閣僚制による完全な自治政府が認められ1973 年にこの地域の名前は英領ホンジュラスからベリーズに変更。1981年9月21日に完全な独立が達成された際に「Land of the Free/自由の国」に変更され国歌として採用された。
EXCELSIOR
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憲法では以下のように定められている。
122条 ベリーズの国の象徴は国会によって定められたものとする。
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法律は確認できなかった。
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「EDUCATION AND TRAINING法」によって授業がある日は学校にて全校生徒で国歌を歌う。
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「神々の国」という曲を「自由の国」に変更したことは宗教が関係している。作詞者はマヤ信仰の多神教の敬意を示し書いたが、ベリーズ政府は唯一の神を信じるキリスト教国で「神々」という文言に反発したためだった。しかし変更は事前に制作者たちに知らされていなかったという。
また制作者の許可なく国歌に採用されたようだ。
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男性優位な歌詞だという理由で変更を求める意見もある。
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ベリーズ人女性シンガーLeela Vernonによってベリーズで広く使われているクレオール語版歌詞が作成された。
歌詞
【1】
O, Land of the Free by the Carib Sea,
Our manhood we pledge to thy liberty!
No tyrants here linger, despots must flee
This tranquil haven of democracy
The blood of our sires which hallows the sod,
Brought freedom from slavery oppression’s rod,
By the might of truth and the grace of God,
No longer shall we be hewers of wood.
【コーラス】
Arise! ye sons of the Baymen’s clan,
Put on your armour, clear the land!
Drive back the tyrants, let despots flee –
Land of the Free by the Carib Sea!
【2】
Nature has blessed thee with wealth untold,
O’er mountains and valleys where prairies roll;
Our fathers, the Baymen, valiant and bold
Drove back the invader; this heritage hold
From proud Rio Hondo to old Sarstoon,
Through coral isle, over blue lagoon;
Keep watch with the angels, the stars and moon;
For freedom comes tomorrow’s noon.
(コーラス)
歌詞 日本語訳
歌詞 カタカナ読み
国歌に関するリンク
【政府広報局 “National Anthem & Prayer”】
https://www.pressoffice.gov.bz/national-anthem-prayer/
【駐ロンドン ベリーズ高等弁務官事務所“ベリーズについて”】
https://belizehighcommission.co.uk/about-belize/
【駐ドミニカ共和国大使館“シンボル”】
https://www.embelize.org/?page_id=239
【ベリーズ国政府観光局 “ベリーズの概要”】
http://www.belize.jp/gaiyou.html
【Belize National Library Service and Information System “Belizean Biographies”】
https://www.bnlsis.org/belizeanbiographies
【Ambergris Today “The Belize National Anthem In Creole Leela Vernon Style”】
https://www.ambergristoday.com/content/stories/2011/november/04/belize-national-anthem-creole-leela-vernon-style
【AMANDALA “A few facts about: LAND OF THE GODS”】
https://amandala.com.bz/news/facts-about-land-gods/
【BBN “National Anthem author Samuel Haynes was born 125 years ago today”】
https://www.breakingbelizenews.com/2023/02/28/national-anthem-author-samuel-haynes-was-born-125-years-ago-today/
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