ソマリア連邦共和国 国歌「国旗」

ソマリア連邦共和国 国歌「国旗」

タイトル

Qolobaa Calankeed確認中/ 国旗

憲法では上記タイトルで記載されている。「Every nation has its own flag」と表記することもあるが、歌詞の一行目「Qolobaa calankeedu, waa ceynoo」を訳したもの。日本語タイトルで「祖国を賛美せよ」と紹介されることが多いが理由は不明。

作詞

Hussein Aw Farah /確認中

Abdullahi Qarsheが作詞したと書かれていることもあるが、Abdullahi Qarsheの証言によるとHussein Aw Farahが作詞。

作曲

Abdullahi Qarshe /確認中

1924年タンザニア モシェ生まれ。“ソマリア音楽の父”と称される。イギリス領ソマリランドからタンザニアに移住した父親の元で生まれる。父親の死後、イエメンのアデンに移り住み学校に通った。在学中、インド映画を何時間も見たことやラジオが音楽に関心を寄せたきっかけとなった。現在のソマリランドの首都ハルゲイサに家族で移住。移住後は音楽活動をしながら、イギリス植民地行政職員、警察事務員、地方の会社で働いた。ハルゲイサに戻ると、ラジオ・ハルゲイサに就職。ディレクター兼ニュースキャスターも務めた。その後、劇団を設立するなど活躍し音楽家として独立。1991年のクーデターでジブチに亡命した。
本名はMahmud Muhammadで、父親のニックネーム“Qarshe”を名乗っていた。

採用年

2012年8月1日

国歌が明記された暫定憲法が採択された日。

成り立ち

イタリア信託統治下時代の1955年。新たな国旗を見てインスピレーションを得て作曲されたのが『Qolobaa Calankeed(国旗)』。国歌にすることを目的に作曲したとAbdullahi Qarsheは証言しているが、国歌に採用されることはなかった。
最初の国歌は1960 年、イギリスとイタリアから独立したそれぞれの地域がひとつになりソマリア共和国として独立した際に採用されたのは歌詞のない国歌『Astaan​​ta Qaranka Soomaaliya(ソマリア国歌)』。クーデターで誕生したソマリア民主共和国でも採用されていた。イタリア人作曲家Giuseppe Blancによる作品で、Giovinezzaを作曲したことでも知られている人物。彼はイタリア領ソマリランドの賛歌『イタリア領ソマリランドの賛歌』も作曲している。
2代目国歌が誕生したのはプントランドの自治領宣言や内戦が発生し国内が混乱する2000年。暫定政府が誕生し『Soomaaliyeey toosoo(ソマリアよ 目覚めよ)』が国歌となる。
2012年8月1日、新たな暫定政府が立ち上がると新憲法も制定され『Qolobaa Calankeed(国旗)』が国歌であると明記された。

EXCELSIOR

憲法では、国歌が『Qolobaa Calankeed』と明記されている。

♪♪

法律の有無は確認できなかった。

歌詞

※スペルが違う表記が多々あり、正式な歌詞を確認できなかった。

【1・コーラス】

Qolobaa calankeedu, waa ceynoo,

Qolobaa calankeedu, waa ceynoo,

Innaga keenu waa, cirkoo kale e,

Oon caadna lahayn, ee caashaqaye.

【2】

Xidigyey cadi waad na ciidamisee

Carrada kaligaa adow curadee

Cadceedda sideeda caan noqo

(コーラス)

【3】

Cishadad dhalataad calooshayadii

Cishadad dhalataad calooshayadii

Sidii culaygii cidaad marisee

Allow ha ku celin cawoy dhaha

(コーラス)

歌詞 日本語訳

 

歌詞 カタカナ読み

 

国歌に関するリンク

【ミネソタ州ソマリア独立記念日”】
https://mn.gov/gov-stat/images/Somalia_Independence_Day.pdf

【CONSTITUTE “Somalia 2012”】
https://constituteproject.org/constitution/Somalia_2012?lang=en

【Digital Commons @ Macalester “Interview with the late Abdullahi Qarshe(1994) at the Residence of Obliqe Carton in Djibouti”】
https://digitalcommons.macalester.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1013&context=bildhaan

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