【シリーズ】リオ五輪を振り返る 国歌で ~ ②サッカー 日本VSナイジェリア ~
何かと日本で騒がれたサッカー ナイジェリア代表
開会式前に行われたナイジェリア戦。結果は5点奪われるという残念な結果だった。
寝る時間を割いて応援をしていた人たちはがっかりしたに違いない。
そんな、日本をコテンパンにしたナイジェリア代表が話題を試合前、試合後に提供していた事はご存じだろうか。
サッカーの話題で日本のマスコミをもっとも騒がせたのは日本代表ではなく
ナイジェリア代表だったのかもしれない。
早々と敗退が決まった日本代表に代わり試合が始まる前から話題を提供してくれた同代表。
そんな彼らに関する事件、もちろん国歌の話題も紹介したい。
【試合前】大遅刻で試合会場に到着
ナイジェリアサッカー協会の手違いで、合宿をしていたアメリカから飛行機が飛ばないということで大遅刻。
彼らが会場のあるマナウス空港についたのは試合開始の6時間40分前。
一方、対戦相手の日本は2週間前に現地入りしていることを考えると、あり得ないスケジュールである事が分かる。
宿舎で2時間休憩して会場に向かうというドタバタ。
ナイジェリア代表が遅れている事に関して
「これは日本にとってプラス」
と言っているコメンテーターがいたが「恥を知れ」と言いたい。
こんなコメント、日本代表に対しても失礼だと思ったのは筆者だけだろうか。
【試合時間】国歌を流し間違える
国際大会では必ず1回はある(は言い過ぎかもしれない)国歌の流し間違いがあった。
日本が絡む試合での間違いは珍しい。
ということで日本でも報じられた。
ナイジェリア国歌斉唱時、流れたのはナイジェリアの国歌『Arise, O compatriots, Nigeria’s call obey』ではなくニジェール国歌だった。
当然、ナイジェリアチームは困惑。メロディ終了後、主将のジョン・オビ・ミケルは首を横に振った。
しかし、試合はそのまま何事も無かったようにスタート。
毎回思うのだが、90秒しかないのだから、間違えたら流し直せばいいのに・・・と思ってしまう。
運営側としてはオンタイムで試合を始めたいという思惑があるようだ。
当然ナイジェリア側は大会運営側に抗議。
試合開始直後に謝罪のアナウンスが流れ、会場内はブーイングに包まれた。
原因はヒューマンエラー。確かにアルファベット順に並べると
Niger
Nigeria
と”ia”の有無の違いでしかなく隣同士になればより分かりにくい。
しかし、これだけのビックイベントなのだから、関係の無い国歌が流れないような工夫があるべきだ。
東京五輪ではこのような単純で避けられるミスは無いようにしてもらいたい。
特に国歌はサポーターと選手が一体となる大事なパートなのだから。
(ナイジェリア国歌の情報はコチラ)
【試合後】あの高須クリニックの高須が寄付
今、グーグルで”ナイジェリア”と入れて、予測変換で一番上に出てくるワーが何かご存知ですか?
それは”高須”
そう、高須クリニック院長の高須克弥さんのこと。
CMでもお馴染みの彼がなぜナイジェリアの予測変換に出てくるのか。
ナイジェリア代表は大会直前から給与未払いが問題となっていた。
準々決勝のデンマーク戦直前に監督がボイコットをほのめかす事態に・・・
そこで立ち上がったのが高須院長。
なんと現地ブラジルに飛び39万ドル(日本円で3900万円)をチームに寄付するという行動に出ました。
さらにメダルを取ればボーナスを出すという太っ腹発言。
ナイジェリアチームは期待に応え?銅メダルを獲得。
高須さんは約束通り選手1人につき10万円を支払った。
なんでナイジェリアなのかは分からないが、有言実行の行動力は格好良い。
意外とある間違えちゃう国歌
いかがでしたか?
それにしても国歌のかけ間違いというのは結構あること。
サッカーは試合前だからまだしも、メダル授与の時に間違えられるのはたまったもんじゃありません。
(その話を書いた記事はコチラ)
国歌好きのブラジルにはやってほしくないミスであり、今大会一のミスと言える出来事だった。
【シリーズ】リオ五輪を振り返る 国歌で
①開会式・閉会式→コチラ