多文化共生を目指す国 スリランカ フェスティバル ~江東区 東京ビックサイト イーストプロムナード~
イベントの始まりはスリランカ国歌”スリランカ・ラヤ”で
「司会を務めますのはウイッキ―です!」
10時に始まったオープニングセレモニー。
シンハラ語と英語、日本語の3つの言語でされていました。
ウイッキ―さんがアフリカ人だと勝手に思っていた筆者。
早速新たな発見が出来て喜びを隠せません。
スリランカと言えば、
今年の独立記念日のイベントで少数派のタミル語で国歌が歌わたことが話題になりました。
(詳細はコチラ)
ウイッキーさん、日本語がたどたどしく聞いていて間違えないかハラハラしてしまう。
「ソレデハ リヨウコクノコッカヲセイショウシマス。ゴ・キ・リ・ツ クダサイ」
開始5分、危なげな発音のウイッキ―さんの日本語進行で、
スリランカ、日本の順で国歌を斉唱。
スリランカ国歌を歌う人は少なく、多くの人は口を閉じ聞いているだけのようでした。
歌い終わると頭を下げる人が多かったのも印象的でしたね。
もちろん、大使はしっかり歌っていました。
その後、ダンミカ・ディサーナーヤカ大使によるスピーチ。
なんと日本語。発音もバッチリでウイッキーさんよりうまい。
スピーチでは日本とスリランカが共に戦争を乗り越え発展してきた歴史を紹介し、
両国の共通点などを話していました。
「仏教徒、イスラム教徒、キリスト教徒、全ての皆さん」
と呼びかけたり
「戦争を2度と起こしたくない。人種や、民族、宗教による差別を許さない」
とスリランカが長い内戦の経験とその後の国の姿勢を紹介。
「(このイベントで)スリランカの平和と穏やかさを感じてほしい」
と締めくくりました。
オープニングセレモニーが終わると大使はスタッフをつけず参加者らと談笑。
筆者も自身の活動の話をして大学生?のボランティアスタッフに写真を撮ってもらいました。
自由に交流が出来ると人柄も分かってとってもいい。
ステージでは様々な文化が混在するスリランカの踊りや音楽が披露されていました。
シンハラ人とタミル人との間で内戦がありましたが、その多様性から華やかな文化が生まれています。
紅茶に占星術、リラクゼーションなどスリランカ全開のブース
天気はあいにくの雨だったが多くの人が来場していました。
バナナを無料で配布するブースでは人だかりが出来、
一瞬でバナナが消滅。
”無料”という言葉の力は凄まじい(笑)
やはりスリランカと言えば紅茶。
世界三大紅茶の一つを生産する同国の目玉です。
食品や物品販売などテントが色分けされているが紅茶は黄色で塗られ別格。
紅茶だけ見ていても沢山の種類があり見ていて飽きないですね。
また試飲もされていたので飲み比べもできたのが良かったです^^
変わったブースでは、リラぜーションやスピリチュアルなものがあったこと。
他国のフェスではあまり見かけないものです。
2020年 東京オリンピックに向け動く地方都市
歩いていると”山武市”の文字?
山武?どうやら千葉県にある市らしい。
失礼だが、初めて聞く名前の町。
なぜスリランカフェスに?
ブースにいた市の職員の方に聞いた所、
2020年の東京オリンピックでスリランカ選手団を受け入れるのが山武市なんだとか。
すでにミニ交換留学や市内でのスリランカ料理教室、スリランカ文化紹介や交流などを
市が積極的にやっているんだそうです。
突然遭遇 スリランカの魅力
会場を歩いていると象に遭遇!
スリランカでは象が身近な存在なんです。
観光ツアーでも象を見るというのが人気!
象に驚き歩いていると今度は僧侶に遭遇!
会場に沢山いらっしゃいました。
スリランカ人の大半を占めるシンハラ人の多くは仏教徒です。
スリランカの人たちは彼らに挨拶する時、両手を合わせ深々とこうべを垂れているのが印象的でした。
それだけ尊敬されているということなんでしょうね。
さらに演奏隊が突然登場!
なんだかディズニーランドにいるみたいですw
スリランカ料理は少しスパイシー
タンタカタン!タンタカタン!!
リズミカルな音は飲食ブースから。
「いらっしゃいませー」
といいながらヘラ?を器用に使い料理を作っています。
音がお客さんを呼び込みます。
隣を見ると真っ赤なチキン!
見た目より辛くないのが不思議です。
変わり種だとココナッツジュース。
大きな包丁で上部を切ってそこにストローを刺して出来あがり。
こちらも物珍しさに購入する人がちらほら。
筆者はインドやネパールでもお馴染みのサモサをステージ観賞しながらいただきました。
野菜の具はぎっしり、包んでいる生地はカリッと揚がっていて美味しかったです^^
どの国にも必ず素晴らしい魅力がある!
未だ内戦のイメージが強いスリランカ。
それはテレビで取り上げられる時に必ずと言っていいほど国紹介で内戦の話が出ます。
しかし、このようなフェスでは基本ポジティブな情報が紹介されるのが普通です。
普段触れる事が少ないスリランカの魅力を肌で体験すると
国のイメージが180度変わるかもしれません。
まだまだ秋のフェスラッシュは終わりませんよ!!
週末はフェスに行って異文化を体験しましょう☆