【追悼】アメリカ国歌アレンジの女王 アネサ フランクリン

アネサ・フランクリンが8月16日に亡くなりました。
アメリカ音楽、特に女性ミュージシャンに多大なる影響を与えた彼女ですが、国歌においてもいくつかの伝説的なパフォーマンスをしています。今日はそのうちのいくつかをご紹介します。

アメリカ国歌を限界まで伸ばしたアネサ・フランクリン

2016年、NFLの感謝祭の試合前の国歌斉唱。
通常1分半で歌いきるアメリカ国歌『星条旗』ですが、彼女は4分35秒使って国歌を奏でました。しかも自身のピアノの生演奏で。2016年以前の過去10回のSuper Bowlでの国歌の平均の長さは1:57だという事を考えるとどれだけ長かったかが分かります。

衝撃的な長さだったためこんなイジられ方も

観客は聞き入り、最後は大きな歓声に包まれました。

オペラな星条旗

2004年にはオペラの様な星条旗を披露。コーラスグループを入れ、壮大に歌いあげます。最後とかもはや星条旗を越えています。感動の一言。

 

ここから始まった伝説1968年民主党党大会

26歳の彼女が大統領選挙直前の民主党党大会で歌った国歌。アレンジが効いていて一緒に歌っている人たちの戸惑いを感じる事が出来ます。これは保守層から批判される事となりましたが、これこそ当時民主党を支持していた彼女の想いが形になったと言える歌でしょう。

 

素敵な国歌で私たちを魅了してくれてありがとう!

ご冥福をお祈りします