カメルーン共和国 国歌「おおカメルーン、我ら祖先の揺りかご」
カメルーン共和国 国歌「おおカメルーン、我ら祖先の揺りかご」
タイトル
【フランス語】
Ô Cameroun berceau de nos ancêtres(読み確認中)
/おおカメルーン、我ら祖先の揺りかご
【英語】
O Cameroon, Cradle of our Forefathers(オー カメルーン クレドル オブ オア フォファーザーズ)
/おおカメルーン、我ら祖先の揺りかご
作詞
【フランス語】René Joseph Jam(読み確認中)
1910年頃カメルーン Nkongmekak生まれ。養成学校卒業後、教師になり、地方議員選挙で立候補したものの落選。1981年3月19日逝去し故郷に埋葬された。
【英語】Bernard Nsokika Fonlon(読み確認中)
1924年11月19日、カメルーン生まれ。学者、詩人、政治家、哲学者。1961年、首相秘書となり、その後1964年まで大統領の下で働いた。1986年8月27日、退職後のカナダ旅行中に逝去。「カメルーンのソクラテス」の異名を持つ。
作曲
Samuel Minkyo Bamba/(読み確認中)
1909年6月18日カメルーン Bikala生まれ。1995年に故郷にて逝去。生家は現存し子孫が暮らしている。
採用年
1957年11月5日(採用)
成り立ち
1928年、Foulassiという小さな村にあった教員養成学校の一期生が制作した曲が国歌になった。卒業を翌年に控えた1927年。29人の生徒に「カメルーンの未来への希望を表現する」という課題が出される。翌日、各々が作成した詩を発表しあい、René Joseph Jamがそれらを組み合わせフランス語の歌詞を完成させる。これを彼らは「カメルーンの集会歌」と名付けた。このタイトルは国歌の愛称として現在も使われている。
この詩に合わせSamuel Minkyo Bamba含む3人のクラスメートが作曲。2ヶ月後、オーディションが行われ選ばれたのがSamuel Minkyo Bambaの作品だった。この歌は全国の学校で教えられることとなる。なぜこの歌が広まったのかは不明。
1957年、それまでフランスの植民地だったカメルーンに自治が認められ、同年11月5日に第一回立法議会に採択された法律n°57-47よって「カメルーンの集会歌」が同国の国歌として採用される。当時、一部の議員から、完全独立していない状況で国の象徴を定めるのはいかがなものかという意見があったが、大多数は政府の方針を支持した。
1960年、フランス領カメルーンが独立。憲法諮問委員会により改めて国歌として採用される。
1961年、当時、大統領府で通訳をしていたBernard Nsokika Fonlonが英語版の歌詞を完成させる。どのような経緯で英語版が制作されたのか不明。
1970年4月、法律第57/47号の一部を改正し、カメルーン国歌を制定する法案(第213号)が連邦国民議会に政府から提出された。法案に添付された説明書では、独立から10年が経過し、時代錯誤となった用語で野蛮を意味する“barbarie”,“sauvagerie”の削除を求めた。
1970年5月2日、全会一致で修正案は採択され、1970年5月20日にNo.70 /LF / 4が公布された。この時、正式に認められたのはフランス語版の歌詞であり、英語版は明確な内容が定めれておらず、フランス語版と英語版の内容に齟齬があることが一部議員から指摘される。
1978年6月、政府はFonlonが作成した英語版を正式なものとする法案n°123 /PJC/ANを提出。国歌は音楽で解釈される詩的な作品であるため、フランス語と英語のテキストを文字通りに翻訳することはできないとし、2言語の内容の不統一を認めるという内容。この法案は議会で採択され、同年7月12日大統領令によって公布された。これにより英語版も正式に認められた。
EXCELSIOR
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憲法では以下の通りに記載されている。
第一章第1条
6. 国歌は “O Cameroon, Cradle of our Forefathers “とする。
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法律は複数存在するようだが、確認できなかった。
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Foulassiの教員養成学校の建物が政府によって2014年に修繕され現存する。
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フランス語版と英語版では内容が違う。
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歌詞はフランスの植民地時代の国を賛美する目的で作られた物だという批判がある。
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国旗に関しての侮辱は罰則があるが、国歌に関しての法は確認できなかった。
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1957年の採用時には歌詞を修正する議論があった。政府案では下記のように提案された。
「du Nord au Sud」→「du Sud au Nord」
「leur seul but」→「leur seul sort」
これらは韻を完璧にすることを目的に提案されたが、2人の議員から「楽曲に影響を与えぬよう原曲を維持する」法案が出されたため、修正は行われなかった。
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公式ではないが様々な先住民族の言語で国歌が歌われている。
メドゥンバ語
https://www.youtube.com/watch?v=ppzjK1N7dwU
ドゥアラ語
https://www.youtube.com/watch?v=2WOcsWX6Ii0&list=PLrKMH6RJivhsIsWbP2BF9DwhIgSkjWMCT&index=10
バフット語
https://www.youtube.com/watch?v=HUemn6zP1rA
イエンバ語
https://www.youtube.com/watch?v=IIUJTkFIjIQ
バサ語
https://www.youtube.com/watch?v=M1DiaEIZCtE
ブル語
https://www.youtube.com/watch?v=d3YN6MyRG8Y
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英語圏には南カメルーン連邦共和国(アンバゾニア)という非公式国家が独立宣言をしており国歌も持つ。
https://britishsoutherncameroonsgovernment.org/index.php/sc-at-a-glance/flag-and-national-anthem/
歌詞
Ô Cameroun, berceau de nosancêtres,
Va deboutet jaloux detaliberté.
Comme un soleil ton drapeau fier doitêtre
Un symboleardent defoiet d’unité.
Quetous tesenfants du nord au sud,
del’estàl’ouest soient toutamour,
Teservir quecesoit leur seul but,
Pour remplir leur devoir toujours.
【リフレイン】
Chère patrie, terrechérie,
Tu es notreseuletvrai bonheur,
notrejoieet notrevie,
A toi l’amouret legrand honneur
歌詞 日本語訳(製作中)
O Cameroon,Thou Cradle of ourFathers,
Holyshrine wherein ourmidst they now repose,
Their tearsand blood and sweat thysoil did water,
On thy hillsand valleys oncetheir tillagerose.
DearFatherland, thy worth no tonguecan tell!
How can weever paythy due?
Thy welfare we will win in toiland loveand peace,
Will beto thy nameever true!
【リフレイン】
Land of Promise,Land of Glory!
Thou, of lifeand joy, our onlystore!
Thine be honour, thine devotion,
And deep endearment, forevermore.
(大統領府配布資料参考)
歌詞 カタカナ読み(製作中)
Ô Cameroun, berceau de nosancêtres,
Va deboutet jaloux detaliberté.
Comme un soleil ton drapeau fier doitêtre
Un symboleardent defoiet d’unité.
Quetous tesenfants du nord au sud,
del’estàl’ouest soient toutamour,
Teservir quecesoit leur seul but,
Pour remplir leur devoir toujours.
【リフレイン】
Chère patrie, terrechérie,
Tu es notreseuletvrai bonheur,
notrejoieet notrevie,
A toi l’amouret legrand honneur
国歌に関するリンク
【constitute “カメルーン憲法”】
https://www.constituteproject.org/constitution/Cameroon_2008.pdf?lang=en
【Akong Mbouboua(SAMEM) “Historique de l’emblème,de la devise,de l’hymne et de la fête nationale du Cameroun”】
http://knautiseauton.blogspot.com/2010/02/historique-de-lemblemede-la-devisede.html
【crtv “À la découverte du berceau de l’hymne national du Cameroun”】
https://www.crtv.cm/2021/05/a-la-decouverte-du-berceau-de-lhymne-national-du-cameroun/
【Camer.be “CAMEROUN: NOS EMBLÈMES NATIONAUX SONT-ILS ENCORE RESPECTÉS DE NOS JOURS? :: CAMEROON”】
http://www.camer.be/48934/11:1/cameroun-nos-emblemes-nationaux-sont-ils-encore-respectes-de-nos-joursg-cameroon.html
【Camer.be “CAMEROUN :: 19 MARS 1981 – 19 MARS 2021… 40 ANS QUE RENÉ JAM AFANE PAROLIER DE L’HYMNE NATIONAL EST DÉCÉDÉ :: CAMEROON”】
https://www.camer.be/85154/35:32/cameroun-19-mars-1981-19-mars-2021-40-ans-que-rene-jam-afane-parolier-de-lhymne-national-est-decede-cameroon.html
【Camer.be “MÉMOIRE, HYMNE NATIONAL DU CAMEROUN : SUR LES TRACES DE SAMUEL MINKYO BAMBA :: CAMEROON”】
https://www.camer.be/84205/35:32/memoire-hymne-national-du-cameroun-sur-les-traces-de-samuel-minkyo-bamba-cameroon.html
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