ボスニア・ヘルツェゴビナ国歌
概要
タイトル
Bosna i Hercegovina himnu(ボスニ ヘルセゴビナ・ヒンム)/ボスニア・ヘルツェゴビナ国歌
作曲
デュシャン・シェステイッチ
制定年
1999年
成り立ち
歌詞が無いことから別名「間奏曲」。現地の言葉では「インテルメッツォ」とカッコいいです!
なぜ歌詞が無いのかというと国内における民族間の対立が複雑なため。
国内にはボスニア人、セルビア人、クロアチア人がいてそれぞれ宗教も違う。
歌詞を付けようと何度も試みられたが、その度内容に対し反対の声が出て断念されてきた。
最近だと2009年、サッカーワールドカップにおいて
同国がファイナルラウンドに初めて進出したことをきっかけに国内で歌詞をつけようという動きが強まる。
歌詞をつけようと動いた著名人も多く、その中には日本代表の監督を務めたイビチャ・オシムもいた。
作曲を行ったシェステイッチに加えベニャミン・イソヴィチによって歌詞が作られ
今回こそと思われたが、一部の政党が承認を拒否。議会で制定案が否決されてしまう。
そのため現在も国歌斉唱時は鼻歌で行われる。
コメント
オペラのような曲調。急にスピードが上がったりメロディが変わることも無く歌いやすい曲だ。
残念ながら学校で教えることは無くほとんどの国民が歌うことができない。
多くの国民が歌詞をつけることを望む中、政治の道具に利用され未だメロディだけという状態が続く。
歌詞が出来徐々にこの歌が浸透し民族間の亀裂がない国歌になってほしいと思う。
こんな時に聞きたい
元気になりたい