チュニジア共和国 国歌

チュニジア

概要

タイトル

フマート・アル・ヒマ /祖国の防衛者

作詞

ムスタファ・サディック・アル・ラフィ

アブドゥル・カッシム・シャッビ(一部を作成)

作曲

Ahmed Kheireddine

採用年

1987年

 

成り立ち

ハンニバルと聞くと多くの人は人食い殺人鬼が出てくる映画を思い出すのでは?

歴史上で有名なハンニバルといえばチュニジア出身のハンニバル将軍だろう。

イタリア国歌の歌詞にも出てくるスキピオの宿敵であり、古代ローマ帝国も恐れたカルタゴを代表する軍人だった。

当時最強といわれたローマ帝国に対抗していたカルタゴだったが紀元前2世紀に滅亡。

その後、ローマ、オスマン帝国、フランスの統治下に入り支配される時代が続く。

1881年フランスからの独立を求める動きが活発化し、1956年独立。

この長い独立運動中の1930年代に作られたのが現国歌だが、独立時は国歌としてではなく愛国歌として歌われていた。

現国歌が国歌に採用されたのは独立から長期政権を続けてきたハビブ・ブルギバが1987年に無血クーデターにより失脚したのち。

フランスの植民地時代に独立を求めて歌われたこの歌は当時の国民達に受け入れられやすかった。

アラブの春のキッカケとされる2010年に起こったジャスミン革命によってベンアリ政権が崩壊したが国歌が変わる動きはない。

これは歌が政権に寄り添ったものではなく、国民がもつアイデンティティに国歌が寄り添った内容になっている証拠なのだろう。

採用されたのは87年だが憲法で制定されたのは最近の2014年。アラブの春以降に作られた憲法によって定められる。

エジプト人のムスタファ・サディック・アル・ラフィがほとんどの歌詞を作成したが

アラブ圏では知らない人はいないという程の有名なチュニジアの詩人

アブドゥル・カッシム・シャッビが最後の4行を加えて完成した。

ちなみに作曲者は エジプト人のムハンマド・アブドゥル・ワッハーブという情報が多いが

駐日チュニジア大使館の情報を基にチュニジア人のAhmed Kheireddineと当サイトでは記載する。

 

 

コメント

チュニジア人はこの歌が大好きだ。

この国歌を歌えば彼らも一緒に歌ってくれるだろう。

なぜ彼らはこの歌が好きなのか。

上記を読んでいただければわかるようにチュニジアが建国までに歩んできた道のりを知ればそれも納得。

チュニジア人はカルタゴなど自国が優れているという自負と、支配からの独立という歴史によって自国に強い誇りを持っているのだ。

でも合唱時歌わない人もいる。なんと公式の場で大統領が歌わないことも。

手拍子する人もいる。決まったポーズはない。

これらはすべてチュニジアでは許されるという。

なぜなら同国で大事なのはポーズではなく同国をリスペクトする気持ちなのだから。

君が代の起立問題でもめている日本だがその答えがチュニジア国歌にあるのではないか。

 

 

歌詞日本語読み

フマート アル ヒマ ヤフマート アル ヒマ

ハルモゥ ハルモゥ リマジ ジ ザマン

ラクァッサラ クハッフィー ウルークィ ナデディマ

ナムートゥ ナムートゥ ワヤ ヤラワタン

 

リターディ サーマワトゥ ビーラーディハ

リタールミ サワーアイク ニーラーナハ

イラーイズィ トューニス イラーマジディハ

リジャーラリ ビーラディワ シュブバーナハ

ファラーアッシャ フィートューニス マン カハーナハ

ワラーアッシャ マン ライサ ミン ジュンディハ

ナムートゥ ワナ(ハ) ヤッ アラー アハディハ

ハヤータリ キラーミーワ マアウ ワタィダーム

 

赤文字部分Chorus

 

イダッシャブ ヨオゥ マンアラーダルハヤ

ファラー ブッダ アン ヤスタジー アルクァダル

ワラー ブッダリー レイリアン ヤンジャリ

ワラー ブッダリー クゥワイディアン ヤンカサール

 

赤文字部分Chorus

 

※歌い方は様々あるが、大使館からの情報を基に通常歌われる流れで記載

 

 

こんな時に歌いたい

元気になりたい

 

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