本当に国歌が国際交流に使えるの?
あけましておめでとうございます!!
昨年は多くの方々に助けられ素敵な出会いを数多くさせていただきました。
本年も国歌の輪プロジェクトが国際交流の一端を担えるよう全力で活動していきますので、
引き続きの応援よろしくお願いします!
さて年始1回目の投稿という事で、
よく聞かれる「国際交流に国歌を使うってどういう事?」という質問に答えたいと思います。
国歌に興味を持ったきっかけ
初めての海外旅行は大学3年時に行ったインド&ネパールです。
英語が話せない筆者は会話のきっかけになる物を出発前に必死で探していました。
そこで見つけたのが”けん玉”。
他国では見られない独特の形状、
あの赤い球体を自由自在に振り回しながら様々な技を披露したら現地の人と仲良くなれないはずがない!!
「ちょークールだぜ!それはなんていう名前なんだい?」
「俺にもやらせてくれよ」
「うちの店でKENDAMAを披露してくれ!」
そんな会話を妄想しながら出国1カ月前から特訓。
思わず顔がにやけます!
腰やひざの使い方をマスターし、けん玉の全てを知ったかのような境地に達した筆者。
機内でも披露できるようけん玉を握りしめ意気揚々と成田空港を
TAKE OFF!!
インドの首都デリーで国内線に乗り換え、チェンナイから入国し初海外をけん玉と満喫・・・のはずだったんです。
国内線乗り換えの際の手荷物検査で持っていたけん玉が検査官の目に留まりました。
身長180センチと大柄の男性。茶色の警察官のような制服が威圧感を感じさせます。
「これは飛行機に載せられない」
へ?
耳を疑いました。
彼を後ろにあるごみ箱にけん玉を放り投げようとしています。
「ノーーーーーーー!!!」
彼の手からけん玉を奪い返し
「でぃす・いず・あ・とい!!」
と言いながら埼玉で鍛えた技の数々を披露しアピールする筆者。
「でぃす いず あ とい!」
カツゥン・・・
「でぃす いず あ とい」
カツゥン・・・
「でぃす いず あ とい」
カツゥン・・・
「でぃす いず あ とい」
カツゥン・・・
徐々に小さくなる「これはおもちゃです」の声の後に剣先や皿に玉が乗る音がむなしく響く。
無情にも検査官はごみ箱にけん玉を投げ入れました。
青いごみ箱でした・・・
その後、海外に行くとなった時に毎回コミュニケーションツールを求め迷走することに。
”折り紙” ”オカリナ” ”南京玉すだれ”
旅をするたびに芸達者になっていく・・・
ついに出会った最高のコミュニケーションツール”国歌”
そんな中、イタリアで国歌を歌ってくれた学生に出会いました。
それは何気なくした質問からでした。
「イタリアの国歌ってどんな歌?」
男子学生はためらわず歌ってくれました。
それはリズミカルで間奏があって途中で曲調が変わって・・・
国歌ってなんて面白いんだ!!
他の国歌はどんな曲なんだろう。ここから国歌を使った旅が始まります。
国歌を会話のきっかけに
イタリア国歌を聞いてから、出会う人出会う人に自国の国歌を歌ってもらいそれを録音するようにしました。
録音したものを聞いて、アカペラで歌えるよう練習するためです。
その国に入ったらまず国歌を録音します。それを覚えて出会った人に歌うと驚くほど喜ばれました。
「なんで君は僕らの国の国歌を知っているんだい?」
「面白いやつだ、こっちに来てもう一度歌え」
中には一緒に歌いだす人も!
ふと思いました。
けん玉を練習しながらしていた妄想が国歌で実現している!
さらに日本に戻って国歌を調べてみると
メロディや歌詞にその国の歴史や文化、国内情勢が盛り込まれていることがわかりました。
「すぐ仲良くなれて、その国のことが知れるなんて
最強のコミュニケーションツールじゃないか!!」
その後国歌を歌ったことで起こった出来事や出会いがあります。
どれも素晴らしい思い出で国歌がなければ無かったことです。
国歌というと政治色が強いイメージがあるかもしれません。
でもそうじゃない見方もあるんです。
この魅力を紹介するために
今年もまい進していきますのでよろしくお願いします!!!