知られざるブラジルの魅力を知ることが出来るブラジルフェスタ2015＠代々木公園

代々木公園で行われたブラジルフェスティバル。

ブラジルと日本は今年で外交樹立からなんと120年を迎えます！

現在も両国の関係は良好。来年はオリンピックが開催され、ますます経済が発展していくと予想される国です。

 

この日はあいにく雨模様でしたが多くの人で賑わっていました。

 

飲食コーナーではお酒と一緒に食べたい物が並びます。

 

ブラジルの人たちは国旗が大好き！

物販スペースでは国旗をあしらった物や国旗カラーのグッズが沢山売られていました。

 

国旗をあしらったＴシャツやサンダルはもちろん、ビキニなんかもあるそうです。

ちょっと日本では考えられないですね。

そんな話を聞けば、ブラジル人が国旗が大好きなのは伝わってきますし、

サッカーの試合を見れば国旗カラーの何かを身につけたブラジルサポーターたちを見れば国旗が身近な存在であることが分かります。

でも実はこれらが違法であることはご存知でしょうか。

ブラジルの法律では国旗を商業目的で使うことが禁じられています。

なので本当はお店に国旗を掲げたり、グッズにプリントしてはいけないことになっています。

ビキニなんてとんでもない話・・・

 

でも実際はそこらじゅうで使われている。

これってどういうことなんでしょうか？

 

この法律が出来たのは1964年以降に始まった軍政時代。

当時、ストライキや団体交渉などが禁止されたりと団体や個人の権利が奪われ国家主義が幅を利かせていました。

そんな時代に作られた法律は現在でも憲法として存在していますが、現実とかけ離れた内容となっています。

在日ブラジル商工会議所にいたブラジル人男性の話では、

この法律、国歌についての記述もあり、商業目的として歌う事は禁止されているだけでなく、歌い方も決まっています。

リズムやスピードなど細かく決められている徹底ぶり。

「でも、今ではそんなこと誰も守っていませんよ。僕が小学生の時は毎朝歌っていましたけどね　あはははは！」

彼は笑っていましたが、もし僕が歌えと言われたら顔が引きつっているに違いない。

 

ブラジル国歌は長いことで知られており、以前愛知県で会った在日ブラジル人の女性が言っていたことを思い出します。

彼女は幼いころブラジルに住んでいました。もちろん通っていたのはブラジルの学校。

毎朝、校庭で国歌を歌うのですが必ず倒れる生徒がいたそうです。

ブラジル国歌は2番まであり前奏を入れるとおよそ3分半。大人でも歌い続けるのはしんどい。

長いブラジル国歌を最後まで歌い続けるという憲法が今でも存在し続けているというのは大らかな国民性の成せる事なのでしょうか。

 

国民性といえば、ブラジルフェスの特徴がありました。それは・・・

 

お客さんに気さくに話しかけてくる出店者

 

嫌な押し売りじゃなく会話を楽しむ感じでいい距離感がある。人懐っこく明るい性格も国民性なのかもしれない。

ブラジルはローマ教皇に献上するほどのレベルの高いワインを生産しています

 

さて、フェスリポートではお馴染みとなったビールですが。今回はこちら！

 

パルマロカ！！

 

ハイネケングループが作るブラジルビール。インターネットで飲んだ人の感想を読むと

「軽やかな飲み口」

と口を揃えて同じ内容。

確かに軽いです。ただフルーティーさも兼ね備えており口の中で香りを楽しめます。

あまり知られていませんがブラジルのビール消費量は世界第4位！！

これだけ上質なビールを造るブラジル人。ビールの味にはうるさいのかもしれません

 

 

ブラジルといえば、一番最初に出てくるのはサッカーでしょうか？

次はサンバでしょうか？

そしてコーヒーでしょうか？

もしかしたらサトウキビ、果物などが出てくるでしょうか？

では他は？

 

 

 

実は

 

デニムの生産は世界2位

陶製タイルの規模も世界2位

日産のカルロスゴーン氏はブラジル出身

そして国産旅客機ＭＲＪの生産で話題になった小型ジェット機は

世界シェアの4割を握っているのはブラジルです。

 

他国のことを知るということはとても大切なことです。

でもその国について勉強しろと言われてもモチベーションは上がりません。

そこでオススメなのがこういったフェスです。

人と交流したり、食事をしたり、音楽を楽しんだりすることで様々な発見が出来るフェスは最高の学びの場。

皆さんも楽しく学べる国際交流の場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

きっと知っているようで知らなかった世界に出会えるはずです！