2015インターナショナル フェスティバル~多文化共生の先端都市 神奈川県川崎市~
川崎といえば・・・
ベッドタウン!
フロンターレ!!
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それ以外に知っていることはありますか?
日本有数の国際都市
国際都市 川崎市
実は川崎市、120以上の国と地域から来た3万人以上の外国人市民が暮らす町なんです!
今回は、そんな川崎市中原区にある川崎市国際交流センターで行われた国際交流イベントに参加してきました。
建物は東急東横線元住吉駅から徒歩で10分ほどの所にあります。
あいにくの雨でしたが驚くほど多くの人が来ていました。
施設の内外に様々なブースが出ていてキルギス、タンザニアなど、
日本ではなかなかお会いできない国の方と出会えたり情報を仕入れたりすることが出来ます。
こちらはセンター内に常設された姉妹都市に関する展示コーナー。他国との交流の深さを知るのも大事なことです。
川崎市が国際都市と呼ぶのには先に紹介した様々な人種の人々が多く住んでいるからというのがあります。
他にも理由があります。
現在日本では外国人が住みやすいように様々な取り組みを行っていますが、
その一つにこの川崎市が全国に先駆け行った事があります。
外国人市民代表者会議
全国で先駆けて行った” 外国人市民代表者会議 ”
外国人に参政権が無いのは皆さんご存知だと思います。日本の歴史的事情や内政干渉を防ぐためなどが理由です。
理屈は分かります。
でもおかしいとは思いませんか?
税金は払っているのに自分が住んでいる行政に直接自分の意見を反映させる権利が無いんです。
そこで川崎市が日本で最初に「外国人市民代表者会議」というものを条例化しました。
外国人市民が普段の生活で感じている問題などを調査・審議し市長に提言するというものです。
もちろん提言は外国人によって行われます。しかもこの会議はオープンなもので誰でも傍聴することが可能。
条例化して、市がバックアップしたのは川崎市が最初です。
地方分権が言われて久しいですが、川崎市の取り組みはまさに地方分権の好例ではないでしょうか?
過去行ったことがある行政が管轄するフェスと比較すると今回のイベントは話しかけやすい雰囲気が流れていました。
思い込みかもしれませんが、互いに話しやすい空気感が出ているのかもしれません。
それは日ごろから交流があるからなのでしょうか?
”異”を知り”同”に気づく
これが国際交流で得られるものなのではないでしょうか?
異文化を知り、異なる価値観があること、世界の広さを改めて感じることが出来ます。
そしてもう一つ。
彼らが同じ人間であり異質の存在ではないということに気づかされます。他人の不幸を悲しみ、ジョークに笑う。同じ人間です。
日常生活の中で海外の人に話し掛けるのは勇気が要ります。でも交流イベントならハードルが低い。なぜなら彼らも交流したくて来ているのですから。
確かに言葉が分からないし何を考えているか分からないから怖いと思うこともあるかもしれません。人は相手が何を考えているのか、何者なのかを知らないと不安を覚えます。
でもその不安は、彼らと交流することである程度解消されるかもしれません。
国際交流イベントは地域にとってとても重要な役割を担っているのです。
「外国人は犯罪を犯す可能性があるから」と言った大人が筆者の周りにいました。
とても恥ずかしいことだし、悲しい日本の現実です。
今やっている国歌を使った国際交流活動がこういった勘違いを減らす力に少しでもなれたらと思っています。
話がずれました^^;
さて、今回のように行政が率先して行っているイベントだけでなく市民主導のものもあり、
意外と多くの国際交流イベントが開催されています。宣伝を大々的に行っていないため気づいたら終わっているパターンも少なくありません。
お住まいの役所に問い合わせると情報を聞くことが出来ます。
興味を持った方は早速チェックですよ!