港区だからこそ出来る大使館の集い ~みなと区民まつり@増上寺周辺~
なぜ港区に大使館が集中しているの?
港区には日本でもっとも多い80の大使館があります。
なぜ港国大使館が集まっているのでしょうか?
江戸時代末期、日米修好通商条約を結んだアメリカは港区にある善福寺に最初の公使館を設置するよう日本から指示されます。
明治維新以降、様々な国と国交を結ぶようになり大使館が増えていきましたが、
警備がしやすいよう大使館同士をなるべく近くに設置したといわれています。
鎖国に対する反対勢力などが当時まだ存在し警備が今以上に求められていたのでしょう。
そんな港区らしいイベントが毎年10月に行われます。
みなと区民まつり
大使館ブースが満載
今回注目したのはコチラのエリア。国際友好広場での様子をご紹介します。
このエリアは港区にある大使館がブースを出すエリア。
区が参加を呼びかけ昨年から始まった取り組みです。
どこから行こうか本当に迷います。
一番目立っていたのは”ボリビア多民族国”
風船を配っていたりと積極的に参加者と交流しようとする姿勢が見られました。
とってもフレンドリーで外交官も日本人スタッフも笑顔が素敵で好感が持てました。
気になったのがブース内に飾られた国旗。
「私たちの国は”多民族国”です。そのため様々な民族を尊重するという意味で、
国旗と同様の位置づけでこの旗が掲げられるんですよ」
なるほど。ボリビアに国を象徴する旗が2種類あるとは知りませんでした。
勉強になるなぁ~とお隣を見てみると”ジョージア”のブース。
今年4月に日本語表記が”グルジア”から変わったことでも話題になりました。
”カンツィ”と呼ばれる乾杯用の器。
羊やヤギ、牛の角から作られたもので家庭に必ず1つはあるんだとか。
「大事な時、例えば結婚式とか誕生日とかホストの人が主に持って乾杯をします」
と大使館の方。
「底が尖っていて置けないですよね?
これは乾杯をしたら空になるまでテーブルに杯を置けないってことです」
なるほど(笑) 男気を感じる習慣です^^
「いえーーーーい!」
会場を周っていると人垣が出来て盛り上がっている場所が。
ガーナ人の演奏とダンサーによるサプライズイベント
区役所の方や他国ブースの人、イベント参加者が混じって踊ります!!
こんな光景が世界中で見ることが出来ればなんて素敵なことなんだろうと感じます。
一段落したところで大使館ブースめぐりを再開!
こちらは”ボスニア・ヘルツェゴビナ”
”トゥブルドシュ ブラナツ”
アルコール14パーセントと少し高めです。
トゥブルドシュはこのワインを作ってきた修道院の名前で、ブラナツはボスニア固有のぶどう品種です。
味が濃厚で飲み応えあります。ブルーベリーのような・・・ワインは表現が難しい。
表現する言葉はいくつかありますが”猫の尿”とか”馬の汗”とか理解できないものが・・・
素人には理解できない表現です。
とりあえず言いたいのはボスニア・ヘルツェゴビナワインは美味しいということです!
実は先日、大使館に行き色々お話を伺ってきました。近々ご報告します。
こちらは今月26日に安倍首相が訪問した”カザフスタン”
ブース内はロシアを思わせる食器などが展示されていました。ソ連邦だったこともあり文化が似ています。
「着てみますか?」
見ているとスーツを着た男性が話しかけてきました。
体全体から頭がいいオーラが出てます。
彼はカザフスタン大使館のアリベコフ参事官。長身でスーツが似合います。
生地がしっかりしているので重いです。
ただ、北の国ではこれくらい無いと防寒着としての意味が無いですよね。
他にも
などなど魅力ある国が多すぎて紹介しきれません。
中でも盛り上がっているブースがこちらの”ドミニカ共和国”
ドミニカも近いうちに別記事で紹介したいと思います。
駆け足で紹介しました。どの国も魅力的で紹介しきれませんでした。
その国の方々の雰囲気を肌で感じられたのがとても良かったです。
地域もバラバラなので、国の違いが更に際立ち楽しんで周ることができました。
大使館が集まる港区のイベント見逃せませんね!!