フランス優勝おめでとう! 国歌 DE ワールドカップを振り返る
今回は南米勢が続々と敗退して行く中、前評判が悪かったイングランドが4位、そして日本も大健闘。
応援し甲斐がありましたね!ミーハーの筆者も「いい試合だったなぁ~」と言えるような内容でした。
さて、国歌がたくさん聞けちゃうのもワールドカップの魅力。見どころ沢山ありました。
FIFAに怒られてしまうため画像を掲載出来ないものがあるのが残念ですが想像して楽しんで頂けたらと思います。
パナマ サポーターが泣いて選手も泣いてコメンテーターも泣いた
今回多くの感動を呼んだのはパナマでしょう。初出場で結果は散々だったものの、会場に来ていたサポーターや現地の報道を見ると結果より出場したことへの喜びを楽しんでいるようでした。
グループリーグ初戦となったベルギー戦前の国歌斉唱ではキャプテンのトレス選手が涙を流し熱唱。サポーターたちの心を揺さぶりました。
パナマの放送局RPC-TVの番組司会者とコメンテーターが彼らが歌っている姿を見て喚起した姿も話題に。その様子がインターネットで拡散され話題になりました。
番組でこれ程感情をあらわにするというのは日本では見られない光景です。
選手より盛り上がってます(笑)
Los comentaristas de la TV panameña llorando al escuchar su himno en un mundial por la primera vez. Puta que es lindo ver a tu país en mundial! #Rusia2018 #Pan pic.twitter.com/IsqbRI14UN
— Alonso Manso (@alonso_manso) June 19, 2018
パナマ国歌『地峡賛歌』の詳細はコチラ!
メロディが終わっても歌い続けるブラジルと前奏で終わっちゃうアルゼンチン
ブラジル大会から注目されだした国歌を歌い続けるブラジル。90秒が上限とされた国歌斉唱の枠には収まらないブラジルは会場内に響くメロディが終わっても歌い続けることで有名です。そんなブラジル、今回はどうだったのでしょうか?
初戦となったスイスとの試合前は、最後まで歌おうとしたサポーターがやはりいました・・・が、主催者は無視してスイス国歌を流したことで延長斉唱は阻止されました。
さすがロシアです^^;
さらにスイスの落ち着いた雰囲気が暴走阻止に貢献したのかもしれません。
しかしこんなことで挫けるブラジルではありませんでした。決勝リーグのベルギー戦で堂々とやってのけました。
先に歌う側だったのでベルギーを待たせる事態に。これは遅延行為ですのであまり褒められた行為ではありません。でもクレームもあまりないのではないでしょうか?国歌ということもありますが、ベルギーからブーイングがあるわけでもありません。実際見ていた筆者も「きたきたーーー」とニヤニヤして喜んでいましたし・・・。
お決まりになっている所もありあまり大声では言えませんが今後も期待しちゃいます。
個人的な意見ですが、90秒という括りは必要でしょうか?国歌は演奏時間が前もってわかる歌なのですから全部歌わせてもいいように思うのです。ブラジル国歌は「これから盛り上がるぞ!」という所で切られてしまいます。最後まで歌いたくなる気持ちが分かります。
っとブラジルに同情的な事を書きましたが、一方でブラジルに見習ってほしい国があります。
同じ南米のアルゼンチンです。
メッシが国歌斉唱中に頭を抱えていたことが話題になりました
アルゼンチン国歌は1分ある前奏部分しか流されません。なのでサポーターたちは「オ―オ―」とメロディを歌います。後半の「オッオッオッ」の所ではリズムに合わせサポーターがジャンプ!
これは歌詞が無くても盛り上がります。
じゃあ、前奏が終わって、そのまま歌い続けるのかと言えばしっかり終えます。
それにしても同国国歌は南米国歌によくある“長い国歌”のひとつ。90秒ルールに照らせばあと30秒歌えるのになぜ。時間を余らせて終わらせてしまうのでしょうか?
現在は無くなっていますが、歌詞が変更されるまで歌詞に旧宗主国のスペインに対する敵対心がモロ出しでした。そのため歌詞は歌わせないという流れが今でも残っているのです。
歌うポーズも人それぞれ 敬礼に 左胸に手を当てたり そしてアイーン
斉唱時のポーズも見比べてみると面白かったです。
今回の出場国で最も多かったのは肩を組む国々でした。スウェーデンは1節が短いため90秒で2番まで歌えてしまうのですが、1番で終わりだと思って肩を組むのを一瞬辞めてしまう選手がでたというハプニングがありました。
次に多かったのは“左胸に手を当てる”です。日本と対戦したコロンビアのサポーターの中には、左手を胸に当てながら右手を前に出す人もいました。これはモロッコやブラジルでもみられた混合タイプです。
統一されていなく、様々なポーズが見られたのはセルビアでした。皆が肩を組んで歌う中、1人胸に手を当てる選手がいました。またサポーターを見れば敬礼する人も。これは少し前まで同国にあった徴兵制が影響しているのかもしれません。敬礼は徴兵制がある国に多く見られます。セネガルのサポーターや、韓国は選手が数名行っていました。
そして一番目だったのがメキシコの“アイーンポーズ”でしょう。地面に平行に手のひらをして胸につけます。志村けんさんのアイーンのよう。同国では敬礼に近いポーズです。
今回も様々な国歌模様を見ることが出来ました。次回はカタール!
同国の国歌を聞く機会はなかなか無いので期待大です!
そして最後に一言言わせてください。
ロシア語の「国歌斉唱です」がカッコよかった!!!