母国とワインと国歌をこよなく愛する国スロベニア ~スロベニア政府観光局訪問~ 

『乾杯』
すべての民に神の祝福あれ
明るい日のために長く働く民に
私たちが住まう地球上から
戦争や争いが消えるだろう
同胞へ
誰もが皆 自由となり
敵ではなく隣人になる!

 

平和的な詩。
実はこれはスロベニア国歌の歌詞なんです。

そんな世界でも稀有な“平和を歌う国歌”について話を聞きに

スロベニア大使館内にあるスロベニア政府観光局に伺いました。

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高級住宅街内にあります

 

外務省のホームページでは”スロベニア”と表記されています

外務省のホームページでは”スロベニア”と表記されています

今回はワールドフードラリーにいつも参加してくれているスロベニア好きの常連、

もっちーこと、望月さんも参加での訪問です^^
早速、入口のインターフォンを鳴らします。
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・

あれ?反応がない・・・
2人で顔を見合せます。
「どうかしました?」
困っていると後ろから男性が英語で話しかけてきました。
事情を話すと
「おー分かりました!担当者を呼んでくるから待っていてください」

と扉を開けて中へ消えていきました。どうやら職員の方のようです。

 

日本人より日本語ペラペラ 日本に詳しいスロベニア人観光局スタッフ

「こんにちは」
男性が中に入ってすぐ小柄の女性が出てきました。
今回時間を作ってくれたのはスロベニア政府観光局の茂石チュック・ミリアムさん。
「どうぞ中へ」
案内されたのは1階の観光局のフロア。2階が大使館なんだそうです。

ここで国を紹介するイベントをすることも

ここで国を紹介するイベントをすることも

 

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スロベニアのポスターが飾られていたり・・・

 

もちろん国旗も

もちろん国旗も

ミリアムさんは日本語がとても上手。
トータルで8年日本に住んでいるとはいえ日本に関する知識も豊富です。
「大学で日本文学を専攻していたんです。2年生で漱石に出会って恋に落ちました。
漱石の気持ちがわかるんですよねぇ~。彼が好きで研究していました」

でもなんで日本を選んだんでしょう。
「一番珍しい言語という事で選びました。

中国語か日本語で悩んだんです。

でもある時、テレビで北京にある動物園でワニに生きている鶏を投げ与えているのを見て、

日本に決めました」

会話中、「九鬼周造の”「いき」の構造”にも書いていますが・・・」とか
普段の会話で聞かないような単語が飛び出します^^;

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本当に日本語がうまくてびっくりします

お酒好きの作詞家が作ったグラス片手に歌う国歌

―では国歌についてですが、なんといっても歌詞が素敵ですよね―
この国歌は本当に最高の歌だと思います。誇りに思わない人はいないですね。
”スロベニア人は強い”とかいったような内容ではなくて平和を求める歌です。
自国の事だけではなく国際的な国歌なんですよね。

―もちろんミリアムさんも好きなんですよね?―
もちろん!
スロベニアは私の青春時代にユーゴスラビアから独立したんです。
独立を問うた国民投票が1990年の12月にあって、
翌年の6月25日に独立したんですが、この時ユーゴスラビア軍が侵攻してくる可能性がありました。
そんな状況で独立の日の夜、人々が議場の前に集まって20メートルの旗が初めて揚げられ今の国歌が歌われたんですね。

不安な状況で歌われたこの歌は大事ですし誇りに感じています。
決められた時は”これしかない” ”他の歌なんて考えられない” ”これが完ぺき”
って思いました。
国際的で平和的で恨みとか悩みとか歌ってないですから。
私は”戦争は正しいことではない”というメッセージがこの歌に込められていると感じています。
スロベニア人で良かったという思いがこみ上げてきて歌うと泣きそうになりますし、

オリンピックでメダルを取って表彰台で歌う選手も泣いている人がいますよ。

―作詞家は有名な方なんですか?―
そうですね!
フランツェ・プレシェーレンは学校でも習う重要な人物でスロベニア人で知らない人はいません。
ちょっと携帯を借りても?
(浅見の携帯で画像検索するミリアムさん)
これはユーロになる前のスロベニア紙幣なのですが、書かれている肖像画の人物がプレシェーレンです。
あとこの右側にある文章ありますよね?これ国歌の歌詞なんです。
さらにこの文字列を遠目で見るとコップの形になってるんですよ!
『乾杯』ですからね^^

―紙幣にも歌詞が書かれているとは・・・日常生活に溶け込んでいるんですね―
パーティでも歌いますよ。
そもそもスロベニアはワインの国なんです。

美味しいワインを作っているんですが、もちろんスロベニア人はワインが好きなんですね。

それでアルコールが入ると立ちあがって歌うんですよ。そんな中で国歌も歌われるんです。
詞の7番が国歌なんですけど、1から歌って7番だけ国歌なので立ち上がって歌ったりしました。

国民全員が7番以外も歌えるわけじゃないんですが、私は文学専攻だったので周りの人は歌えましたが。
ちなみに作詞家のプレシェーレンはアルコールが好きだったそうです^^

―お酒の場で国歌を歌うって良いですね!どんな気持ちなんですか?―
コップを持って乾杯したくなりますね。心が温かくなるんです^^

―結構歌う時は自由なんですか?―
自由に歌いますね。

立たないといけないというのはありますが、それ以外は○○しなきゃいけないとかはないです。
政府公認のロックバージョンの国歌もあるんですよ^^
国歌になる前から作られたというのもあったんで認められたんです。

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一緒に行った方が持ってきたスロベニア関連グッズを見せながらスロベニア愛について熱く語りました

 

愛が詰まった国 スロベニア

今回も新たな発見が沢山出来ました^^
「観光局に気軽に来てください!ただ、じっくり話を聞きたいという方はアポイントを取ってくださいね!」
とミリアムさん。日本語で教えてくれるというのもとてもありがたいです。

最後にスロベニアを英語で書くと

SLOVENIA

なんと国名にLOVEが入っているんです!!

国を愛し
ワインを愛し
平和を愛し
国名に”LOVE”が入っているスロベニア
LOVE&PEACEな国なんです。

自然も多く、知る人ぞ知る絶景の国。
是非スロベニア政府観光局に遊びに行ってみてくださいね^^

 

【スロベニア政府観光局】

住所:東京都港区南青山7-14-12
開館時間:月~金 11:00~15:00
TEL:03-5468-2217

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2時間じっくりお話しさせていただきました!

ミリアムさん お忙しい中ありがとうございました!!