国歌愛が半端ない 90秒ルールも何のその チリ国歌とチリの魅力とは? 駐日チリ大使館訪問~東京 港区~

昨年11月に行われたワールドフードラリーではチリ国歌を歌い大いに盛り上がりました。

イベントの様子はこちら

実はその開催前にチリ共和国大使館に伺いチリについてお話を聞かせていただいていたんです!

だいぶ遅くなりましたがそのご報告。

チリ人が抱く自国の国歌に対する想いを感じることができるインタビューでした。

チリ共和国大使館は都営大江戸線赤羽橋から徒歩5分というアクセス抜群の所にあります。

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ビルの7、8階が大使館

 

イベントにも来てくれたヌリ参事官にお会いするため7階の農務部に向かいます。

エレベーターで7階に上がり廊下を歩くとすぐに青い扉が目に入りました。

扉横のインターフォンを鳴らすと日本語で「こんにちは~」の声。

中は一体どうなっているのでしょう

中は一体どうなっているのでしょう

 

学校の教室2部屋分程の広さで仕切りはほとんどなく広い印象を持ちます。

日本人職員の方に案内され奥へ。

「こちらで少々お待ちください」

担当の方が電話中のためしばし待つことに。

周りを見るとなんだか素敵な置物が・・・曲線がとても綺麗です^^

ペンギンとかかわいいですよね!

奥にある木彫りの置物があるのがわかりますか?

奥にある木彫りの置物があるのがわかりますか?

か、かわいい・・・

か、かわいい・・・

左はペンギンで右にあるのは・・・

左はペンギンで右にあるのは・・・

 

「それはクジラの尾っぽですよ^^ 全部木彫りでチリで作られたものです」

教えてくれたのは今回話をしてくれる農務参事官のヌリさん。

笑顔がとても、とても素敵な女性です。

案内され彼女の部屋へ。

個人の部屋が用意されているのですが扉が開けっぱなし(偶然だったかもしれませんが・・・)で職場のオープンな雰囲気が伝わります。

ヌリさんの部屋。右にはワイン棚が・・・

ヌリさんの部屋。右にはワイン棚が・・・

 

ご親切に通訳として日本人職員の方もお時間を割いていただきのインタビューでした。

農務部は日本との農業製品の輸出入を拡大できるよう取り組んでいる部署。

先ほどの写真にワインがありましたが、チリはワインが有名です。

「部屋のワインは私がここに来た時からあった物なんです。

この直射日光が当たる部屋に置きっぱなしですから、

ワインにとってあまりいい環境とは言えませんね(笑)」

 

チリワインと言うとコンビニにある安く飲めるワインというイメージがありませんか?

実はそうじゃないんです。すごいワインなんです。

19世紀半ば、アメリカから輸入されたブドウの木についたフィロキセラというアブラムシがヨーロッパに上陸。

フィロキセラに免疫がなかったヨーロッパのブドウの木は次々と枯れていきました。

全滅に近かったため、現在残る老木はごく一部。

そのためその古木から取れるブドウから造られたワインはプレミアがついています。

しかし、そんな古木が当たり前のようにあるのがチリ!

フィロキセラが蔓延する以前からヨーロッパからブドウの木をチリに運んでいたため

現在でも多くの古木が生きています。

当たり前のようにあるのでプレミアも付いていません。

「2000円ぐらい出せば高いヨーロッパワインに負けないハイクオリティな

ワインが飲めますよ!」

”高いチリワインを買うなら同じ値段のヨーロッパワインの方がいい”

というのは間違っていたようです。

これからは

”同じ値段ならヨーロッパワインよりチリワイン”

ですよ!!

大使館内にワインが並ぶ棚があります。日本で販売されているものの、まだまだ知られていないチリワインがたくさん

大使館内にワインが並ぶ棚があります。日本で販売されているものの、まだまだ知られていないチリワインがたくさん

中には日本でしか買えないチリワインも

中には日本でしか買えないチリワインも

チリワインwithチリのオブジェ

チリワインwithチリのオブジェ

オリーブオイルが有名だそうです

オリーブオイルが有名だそうです

~反射がひどくてすみません。言い訳ではないですが資料用にと思って撮っていたんです。言い訳じゃないんです・・・~

 

「チリの魅力は細長いというところもあります。」

日本の面積のおよそ2倍。長さはおよそ4300kmとこちらも日本のほぼです。

それゆえ、氷河に覆われペンギンが生息する場所もあれば砂漠もあるという表情豊かな国と言えます。

環境が違えば住む人々の文化も変わってくるのは必然。

様々な世界が見れるという点で魅力的な観光地でもあるんですね。

そして人柄が明るいです。もちろん会ったことある人だけの印象ですが。

今回お会いしたヌリさんも常に笑顔で表情がとても豊か。

話をしていてとても好感が持てます。

先日のイベントで旦那様にも会いましたが彼も親切で素敵な方でした。

 

後半はチリ国歌についてあれこれ尋ねました。

―チリ国歌は好きですか?―

「もちろん好きですよ!国歌を嫌いな人を見つけることが難しいと思いますし、

恐らく全てのチリ人がチリの国歌が世界一美しいと思っているんじゃないでしょうか」

その言い方からは自国の国歌に対する強い誇りを感じます。

僕も好きですよ!なんて言いながら浅見がチリ国歌を歌うとヌリさん大笑い。

どうやら歌詞がない部分を浅見が「トゥルトゥトゥン」と口ずさむところが良かったみたいです。

「”トゥルトゥトゥン”の部分が個人的に好きですね!

サッカーの試合なんか見ていて、選手や観客が会場で一体になって歌っているところに”トゥルトゥトゥン”が来るとすごい感動的なんですよ!!」

なるほど、間奏部分なんかも大事な部分なんですね。

チリと言えばサッカーが有名。

サッカーの国際試合での国歌斉唱には90秒ルールというのがあり、

どんなに長い国歌でも90秒でメロディが止められてしまいます。

しかしチリサポーターはそれを無視し歌い続けるという国歌愛が溢れすぎている人たちなんです(笑)

今ではブラジルサポーターも同様のやり方で国歌愛を表現しています。

優しいヌリさんにだからこそできる質問をぶつけてみました。

 

―とても聞きづらいんですが・・・前奏の20秒がもったいないと思うんです・・・―

チリ国歌は90秒ルールがあるにもかかわらず20秒の前奏部分もしっかり流しちゃうんです。

前奏がなければ最後まで歌いきる事が出来るのではと前々から思っていました。

 

―前奏必要ですか?―

ヌリさん、真剣な顔を”作り” 、ちょっとオーバーリアクションをしながら

「もっっっちろん!! すごく重要です^^あそこで気持ちが入るんですよ」

国歌を歌うための気持ちを作るために重要な部分なんだとか。

 

「90秒というルールがありますが、全部歌わないと止められないですよ。

最初が重要なように終わりもすごく大事なんですよね」

なるほど。

「曲の終りに向うにつれすごい感動的な気持ちになります!」

ちょっと話が飛びますが。後日会いに行った際、ヌリさんは声が変わるほど

のどを痛めていました。

そんな彼女の前で浅見が国歌を歌うと

「やめて!一緒に歌いたくなる!!」

とガラガラ声で止められました。国歌に対する思い入れが半端ないです(笑)

 

1時間の予定だったインタビューも気付けば2時間経ってました。

うわわわ!楽しすぎて時間見ていませんでした。ごめんなさい。

 

―最後に写真をみんなで撮りませんか?―

「ちょっと待ってください!実は出来たばかりの農務部のバナーなあるんでそれを出しましょう!」

とまだ段ボールに入ったバーナーをわざわざ出して組み立てて頂き撮影しました。

ご親切に本当にありがとうございました。

ワイン良し!

国土良し!!

人良し!!!

チリって本当にいい国ですね^^

 

まだまだ知っているようで知らない世界にある国々の魅力どんどん紹介していきます!!

出来立てほやほやのバナーと一緒に(左から通訳をしてくれたセトグチさん、ヌリさん、浅見)

出来立てほやほやのバナーと一緒に(左から通訳をしてくれたセトグチさん、ヌリさん、浅見)

 

チリ大使館の皆様お忙しい中ご親切にありがとうございました!