チリ共和国 国歌

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概要

タイトル

Himno Nacional de Chile(イムノ・ナショナル・デ・チレ)/チリの国歌

作詞 

エウセビオ・リジョ・ロブレス

ベルナルド・デ・ベラ・イ・ビンタド

作曲 

ラモン・カルニセル・イ・バトル

採用年 

1941年

 

成り立ち

インカ帝国を滅ぼしこの地をスペインが植民地にしたのが1541年。1818年の独立まで他国の支配が続いた。

この独立時、アルゼンチン人生まれの政治家ベルナルド・デ・ベラ・イ・ビンタドによって作られた歌詞にチリ人のマヌエール・ロブレース・クチエレスが曲付けした国歌が新政府の依頼によって誕生。しかしこの歌は国民に浸透しなかった。

そこで1828年、在イギリス・チリ公使がスペイン人作曲家でオペラに精通したラモン・カルニセル・イ・バトルに作曲を依頼。なんと彼は一度もチリに来た事が無かったが既存の歌詞に合わせて曲を作る。

ここに世界でも珍しい、国どころか、その国がある大陸にすら訪れたことが無い人物が国歌を作り上げるという国歌史上稀有な歴史が刻まれた。

更に時が経ち国内情勢が安定してくると、独立した歴史を背景に作られたアンチスペイン色の強い歌詞の見直しがされる。

政治家エウセビオ・リジョ・ロブレスは10番まであった歌詞のうち6番までを書き換えた。その後も何度か修正が加えられ1941年に現在の国歌に至る。

1970年代、軍事独裁政権になると軍を讃える3番も加えて公式に演奏されたりなどしたが、現在は5番のみが歌われる。

 

コメント

伴奏が終わっても歌い続けるチリの選手やサポーター達の姿はサッカーの国際試合で名物。

相手国のサポーターは聞いているしかない。FIFAの国際試合では通常1分半で国歌を歌い切らなければならない。

しかし5番(10番まであるが通常は5番が歌われる)を歌いきるのに2分以上かかる曲なのに

ご丁寧にも前奏に20秒も使ってしまう。案の定歌いきれず伴奏が終わっても歌い続けてしまう選手とチリサポーター。

しかし、彼らの立場も考えてみると歌い続けたくなる気持ちも分かる。

1分半で切れるところは一番盛り上がるコーラス部分をより強調するための前置き部分を歌ったところで終わってしまう。

歌い手としては「この先が大事なのに」という消化不良な気持ちで終えなければいけない。

国際試合の場合、「コーーン ケーー チーーレン トゥス アーラスフーロ」というところで伴奏が終わるのだが、

下の歌詞を見ると分かるようにこの後「ウォエラ シーロ コントラー ラブラソン」を繰り返すところがある。同じフレーズを繰り返す箇所が一番盛り上がるところだと想像するのは難しくない。

作曲家がオペラ音楽を作ってきた人物なだけに、後半への盛り上がりにむけ曲の流れがしっかり計算され作られている歌だ。

 

「もやもやした気持ちにさせやがって! 最後まで歌わせろ」

という彼らの気持ちが伝わってくる。それにしても伴奏が終わってからの彼らの熱気。

あれは1分半という型にはめようとする縛りに対する反抗からなのか。

植民地支配と独裁政権という長い間大きな権力による支配に苦しんだチリ国民の血がそうさせるといっても言い過ぎではないだろう。

そしてなによりも底抜けに明るい国民性と完成度の高い国歌も要因に違いない。

 

歌詞日本語読み

プーロ チーレ エストゥ シーエロ アスラーード

プーラ ブリーサス テ クルーザン タンビエン

イートゥ カンポ デ フローレス プロダーーアド

エースラ コーピャ フェリースデ エデン

マーへストォーサ エスラ ブラーンカ モンターーニャ

ケェーテ ディオ ポール バルアルテ エル セニョル

ケーテディオ ポルファヴァーテルセニョル

ケーテディオ ポルファヴァーテルセニョル

イェセマル ケトラン キーロテ バーーニャ

テープロ メーテフ トゥロ エスペンドーール

イエセ マァール ケェトランキーロ テ バーニャ

テー プロメーテエル フトゥーロ エスプレンドール

イーエセ マァール ケェトランキーロ テ バーニャ

テーー プロメーテエル フトゥーロ エスプレンドール

 

ドゥーーセー パートリャ レシーベ ロス ヴォートス

コーーンケ チーレン トゥス アーーラス フーロ

ケオラ トゥンバセラース デーロス リーーブレス

オエラシーロ コントラー ラーオプレシオン

ケオラ トゥンバセラース デーロス リーーブレス

オエラシーロ コントラー ラーオプレシオン

ケオラ トゥンバセラース デーロス リーーブレス

オエラシーロ コントラー ラーオプレシオン

オエラシーロ コントラー ラーオプレシオン

オエラシーロ コントラー ラーオプレシオン

 

こんな時に聞きたい

元気になりたい 気持ちを高めたい わが道を進む決意を持ちたい

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